「おしゃぶり」って使った方がいいの!?
おしゃぶりはおっぱいのまがい物・模造乳首という代物で、泣いてぐずる子どもをなだめ・静めるためのママのおっぱい代用品です。市販おしゃぶりのパッケージを見ると、「顎・歯の発育を促す」「鼻呼吸を促す」などと、あたかもおしゃぶりを使用すると乳幼児にプラスの効能があるかのような表示をしてあります。ところが調べてみると、これらの表示には何の医学的根拠もなく、むしろ最近の研究からおしゃぶりの長期使用は顎顔面変形症を誘発することがわかってきました。その主な症状は歯列変形・口唇変形・顎顔面変形・口呼吸・発語構音不全・咀嚼不全など子どもの一生に関わる重篤な症状です。また、おしゃぶりを使用していた子どもは成人期の知能(IQ)が低いという研究データも出ています。
「小児科と小児歯科の保護検討委員会」(代表=前川喜平・東京慈恵医大名誉教授)が、おしゃぶりの望ましいあり方について、正式見解として「おしゃぶりについての考え方」を公表しているので紹介します。
おしゃぶりはできるだけ使用しない方がよいが、もし使用するなら咬合の異常を防ぐために、次の点に留意する。
@ 発語やことばを覚える1歳過ぎになったら、おしゃぶりのホルダーをはずして、常時使用しないようにする。
A 遅くとも2歳半までに使用を中止するようにする。
B おしゃぶりを使用している間も、声かけや一緒に遊ぶなどの子どもとのふれあいを大切にして、子どもがして欲しいことや、したいことを満足させるように心がける。子育ての手抜きとしての便利性からだけでおしゃぶりを使用しないようにする。
C おしゃぶりだけでなく指しゃぶりも習慣づけないようにするにはBの方法を行う。
D 4歳以降になってもおしゃぶりが取れない場合は、情緒的な面を考慮してかかりつけの小児科医に相談することを勧める。。
まだ1本も歯が生えてこないんです!
1才過ぎのお子さんをもつ保護者の方が「まだ1本も歯が生えてこないんです。○○ちゃんは、もう何本か生えてきているのに・・・。
妊娠中栄養が足りなかったからでしょうか?と、心配そうでした。妊娠中に全身的に大きな病気を経験されたか、その他大きな異常があったなど、心当りがあれば、お子さんの歯も何らかの影響を受けている事が考えられます。しかし、極端な栄養不良を除けば、妊娠中の栄養が歯の発育に影響を与える事はまずありません。子供には、それぞれ発育のテンポがあることをどなたもおわかりだと思います。ですから歯の生え方で多少の早い、遅いは気にしないで下さいね。
お子さんが元気で育っていれば、歯の発育も順調なはずですよ。
フッ素はいつから塗るの? 回数は?
歯が生えてきたらできるだけ早い時期がよいと思います。それは、生えたての歯は弱くてもろく、虫歯になりやすいためです。しかしフッ素の効果は歯に対してある程度の抵抗を与えるというものなので、フッ素を塗ったからといって「もう大丈夫」ではありません。特に小さい子供の場合(乳歯のみの口腔内)、口が小さいうえに唾液量も多く、フッ素を正しく上手に塗布するのが大変難しいのです。効果もかなり下がってしまいます。そんな事も含めて、フッ素塗布回数は、塗布するフッ素液の種類やさまざまな状況下にもよりますが、平均的に年2〜3回が」望まれます。ホームケアとしてフッ素入りの歯磨剤を日々使用するのもよいでしょう。
急に歯が痛くなったら・・・おうちの方が出来ること。
歯科医院の休日や深夜に突然お子さんの歯が痛くなって困った事はありませんか?そんな時、応急処置として、お口を開けてもらい、痛んでいる歯を確かめ、出来れば楊枝やピンセットなどでその歯の汚れや、食べかすを取り除いてください。そしてよくうがいさせ、オキシドールがあれば綿花を清潔な手で丸めて浸し、ピンセットでつまんで歯の周りをきれいにしてあげてください。ヨードチンキ、イソジンなどを虫歯の所に軽くつけるのも一法です。
腫れているとわかれば冷やし、熱がでていれば安静に、痛みに対しは市販の鎮痛剤を服用させるのもよいでしょう。痛みはいずれおさまりますが、原因が除去されたわけではないので、常に口の中を清潔にすることを心がけ早めに来院下さい。八千代市歯科医師会会員の歯科診療所では、当番医制により、日曜・祝日・年末年始の歯科急患に対応しています。詳しくは、テレフォン音声案内(047−482−6872)にてご確認ください。
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